エンジニアの職業病に多いメタボ

内臓脂肪がついてお腹がポッコリと出ている人をメタボとよく言いますが、このメタボリックシンドロームという病気には明確な診断基準があります。
1つ目は、おへその高さの腹囲を図り、男性で85cm、女性で90cm以上あるかどうか、2つ目は血圧・血糖・血清脂質の基準値が外れているのもが2つ以上ある、この2つの項目を満たしているとメタボと診断されるのです。
基準外だから大丈夫と現状にあぐらをかいている人も、実はメタボ予備軍だったりするほど、現代ではメタボリックシンドロームという病気が男女問わず増えつつあるとされています。メタボになると動脈硬化が促進するため、脳梗塞や心筋梗塞といった病気にかかるリスクを高めてしまうことも懸念点の1つです。

仕事が忙しくて朝食を抜いたり深夜に食事を摂ったり、座り仕事で運動不足気味になっていたり、ストレスを溜め込んでしまうなど、メタボになりやすい条件もあります。そのため、職業病がきっかけでメタボを発症してしまう人も多いです。
1日の活動量が少ない事務職やエンジニアなど、座って仕事をすることが多い職業がメタボになりやすいとも言われています。

特にエンジニアの場合、多忙ゆえに夜遅くまで仕事をして食事を取る時間がバラバラになってしまうことも多いでしょう。そのため、不規則な日常のサイクルがメタボになるリスクを高めている可能性が高いです。
健康リスクの被害を少なくするためにも、まずは適度な運動をする、姿勢を正しくしてパソコンに向かう、食事や睡眠をしっかりと摂るといったできることからはじめてみましょう。